1926年〜1989年

昭和時代

戦争と敗戦、そして復興を経験した時代。第二次世界大戦の後、日本国憲法のもとで再出発し、高度経済成長によって世界有数の経済大国へと成長しました。

昭和時代の出来事

出来事32件

1927年(昭和2年)

昭和金融恐慌

震災手形の処理をめぐる混乱から取り付け騒ぎが広がり、多くの銀行が休業に追い込まれる金融恐慌が起こった。

背景

関東大震災で決済不能となった手形(震災手形)の処理が長引く中、1927年の議会審議で片岡直温蔵相が東京渡辺銀行の経営破綻を口にしたことをきっかけに、預金者が一斉に銀行から預金を引き出そうとする取り付け騒ぎが発生した。

経緯

不安が連鎖的に広がり、中小銀行を中心に休業や倒産が相次いだ。台湾銀行の経営危機を救済する緊急勅令案が枢密院で否決されると、混乱はさらに深刻化し、政府は3週間のモラトリアム(支払猶予令)を発動してようやく事態を収拾した。この過程で鈴木商店が破綻するなど、大企業にも影響が及んだ。

結果・影響

昭和金融恐慌により中小銀行の淘汰が進み、三井・三菱・住友などの財閥系大銀行への資金集中がいっそう強まった。この恐慌への対応の混乱の中で若槻礼次郎内閣は総辞職し、後継の田中義一内閣のもとで経済は一時的に落ち着きを取り戻したが、日本経済の脆弱さを露呈する出来事として、その後の昭和恐慌へとつながる不安定な時代の幕開けとなった。

経済事件