約3万8000年前〜約1万6000年前

旧石器時代

大陸から人々が日本列島に渡ってきた時代。石を打ち欠いて作った打製石器を使い、ナウマンゾウなどの大型動物を追って移動しながら、狩りと採集で暮らしていました。

旧石器時代の出来事

出来事12件

約3万8000年前

日本列島の旧石器時代

後期旧石器時代に大陸から人類が日本列島へ到達し、打製石器を用いた狩猟採集生活が始まった。

背景

最終氷期には海水面が現在より数十メートル低く、日本列島の一部は大陸と陸続き、あるいは狭い海峡で隔てられているだけであった。このため大陸に住んでいた人類集団は、サハリンや朝鮮半島方面から徒歩や小型の舟を用いて日本列島へ移動することができたと考えられている。

経緯

約3万8000年前以降、日本各地の遺跡から打製石器を伴う人類の活動痕跡が確認されるようになる。彼らは石を打ち欠いて作ったナイフ形石器や尖頭器を用い、ナウマンゾウやオオツノジカなどの大型動物を狩猟しながら、獲物を追って移動する遊動生活を送っていたと考えられている。住居は簡易な小屋やテント状のもので、定住の痕跡はほとんど見つかっていない。

結果・影響

この時期の遺跡は日本列島全域で1万か所以上確認されており、後の縄文文化の基盤となる技術や生活様式が育まれた。長らく日本列島には旧石器時代が存在しないと考えられていたが、1949年の岩宿遺跡の発見によってその存在が実証され、日本考古学史における大きな転換点となった。

文化