1868年〜1912年

明治時代

明治維新によって幕府が倒れ、日本が近代国家へと大きく変わった時代。西洋の制度や技術を取り入れて大日本帝国憲法を定め、日清戦争・日露戦争を経て国際社会での立場を強めました。

明治時代の出来事

出来事19件

1868年(慶応4年/明治元年)

五箇条の御誓文

明治新政府が、公議世論の尊重や開国和親などを基本方針とする五箇条の御誓文を発した。

背景

王政復古によって成立した新政府は、諸藩や公家を含む幅広い勢力をまとめ、新しい国家の基本方針を内外に示す必要に迫られていた。戊辰戦争が続く中、新政府の正統性と開明的な姿勢を示すことも重要な課題であった。

経緯

1868年、明治天皇は公家・諸侯を率いて神々に誓う形式で五箇条の御誓文を発布した。広く会議を開き世論に基づいて政治を行うこと、上下が心を一つにして国家を治めること、旧来の悪しき習慣を改めること、知識を世界に求めることなどが掲げられ、新政府が目指す近代国家の理念が示された。同時に民衆に向けては五榜の掲示が出され、旧来の秩序維持も図られた。

結果・影響

五箇条の御誓文は、その後の明治政府による近代化政策の理念的な出発点となり、自由民権運動の中でも公議世論の尊重を掲げる根拠としてしばしば引用された。この誓文に示された開明的な方針は、廃藩置県や地租改正など、その後の一連の改革を進める上での基本理念として位置づけられている。

主な人物:明治天皇

政治